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芸術資源研究センター

新たな芸術を生み出す「創造のためのアーカイブ」

芸術資源研究センター(Archival Research Center、略称「芸資研」)は、2014年に設立された、京都市立芸術大学の研究機関です。

芸資研では、未来の芸術創造に資するさまざまな「もの」を「芸術資源」と呼んでいます。過去や現在の芸術に関する資料や作品、大学に残されてきた記録、個々人の記憶、制作環境としての都市、さらには各種の学問的知見など、さまざまな「もの」や「こと」が「芸術資源」にはふくまれます。新しい創造の糧となる「芸術資源」の調査?研究?活用をつうじて、つぎの芸術の創造と研究を促進すること。それを芸資研はめざしています。

芸資研では、芸術資源を保管し共有する「アーカイブ」を、単なる記録の集積ではなく、あらゆる作品を価値判断抜きにフラットに見るための装置と考えています。線的な歴史の流れから作品や資料を一時的に解放し、フラットに並べられた情報と作品の面的な集合体を、個々人が自由に読むための装置。それを芸資研では「創造のためのアーカイブ」と名づけ、そのありかた?つくりかた?使いかたについて、実験的?実践的に研究しています。

芸術資源研究センター ウェブサイト

芸資研YouTubeチャンネル

キャンパスアーカイブプロジェクト〈沓掛1980-2023〉

研究体制

芸資研では、以下の3つの組織をもとに研究活動を行っています。

重点研究プロジェクト

芸資研の研究員をリーダーとして、学内外のアーティストや研究者とともに組織された共同研究です。「創造のためのアーカイブ」という芸資研にとって最も重要な研究テーマに沿った共同研究を、3年間を基本サイクルとして実施していきます。

スタートアップ?プロジェクト

思いもよらないアイデアや方法にもとづいて行われる、挑戦的な研究プロジェクトです。これ見落とされていた芸術資源に新たな光を当てたり、蓄積されたアーカイブを実験的に活用するなど、小さな研究活動のはじまりをサポートする活動です。

研究グループ

重点研究やスタートアップ?プロジェクトなど、一定期間の研究活動を終えた後に、研究のためのネットワークを持続的に維持するためのグループです。

これらの研究活動を通じて、芸資研は、美術や音楽?さまざまな専攻や学問領域の境界を越えた交流の場となり、より豊かな芸術がこのまちに生まれるになることをめざしています。

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特別招聘研究員

彬子女王殿下

1981年生まれ。立命館大学衣笠総合研究機構客員協力研究員。専門は在外日本美術コレクション研究、文化交流史。 D.Phil.(オックスフォード大学)。主な著書に『文化財の現在?過去?未来』(編著 宮帯出版社 2013)、『写しの力 -創造と継承のマトリクス -』(編著 思文閣出版 2013)。

加治屋健司

1971年生まれ。東京大学 大学院総合文化研究科 准教授。表象文化論?現代美術史。ニューヨーク大学大学院美術研究所博士課程修了。日本美術オーラル?ヒストリー?アーカイヴ 代表。共編著に『From Postwar to Postmodern, Art in Japan 1945-1989: Primary Documents』(Museum of Modern Art, NewYork, 2012)、『中原佑介美術批評選集』全12巻(現代企画室+BankART出版、2011?)。

塩見允枝子

1938年生まれ。1961年東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。1964年ニューヨークに渡り、フルクサス(上記参照)に参加。1965年にメールによ るイヴェント「スペイシャル?ポエム」開始。現在も作曲、パフォーマンス、視覚作品の制作など多様な活動を続けている。主な著書に『フルクサスとは何か』 (フィルムアート社 2005年)。

森村泰昌

1951年生まれ。京都市立芸術大学美術学部卒業、同専攻科修了。1985年、ゴッホの自画像に扮するセルフポートレイト写真を制作。以降、今日に至るまで一貫して「自画像的作品」をテーマに作品を作り続け、国内外で活躍している。主な著書に『美術、応答せよ!』(筑摩書房、2014年)、『森村泰昌 「全女優」』(二玄社、2010年)。

非常勤研究員一覧

関連リンク